約2ヶ月ぶりの遺骨収集活動です。2月に行った金光教の遺骨収集ボランティア活動は一年に一回なので次回は来年ということになります。私はあの時のご遺骨(御霊)の声なき声を感じてから、今なお我々の立っている地の下で眠るご遺骨を出して上げたいという気持ちが強くなりました。そして沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅さんに電話で何度もコンタクトさせていただきました。そして本日、那覇で遺骨収集をやることが急遽決まり、参加させていただくことになりました。
今回はガマフヤーに遺骨収集依頼があったそうです。ここに住むおばあさんは毎年、この木のもとで慰霊式を行っているそうです。詳しい事情はわかりませんが今日ここで作業が行われます。写真は、おばあさんが「事故が無いようにと」ウートートー(お祈り)していただいている所です。
おばあさんの話しに基づきおそらくここだろう、という場所を掘り下げていきます。掘りながら地層を分析しています。木の根よりさらに下のでも出てくる砕石やゴミなどが戦後のものらしいのです。また埋葬であれば頭は西向きだから足はこの辺かも、などと話しをされていてとても勉強になります。
午前中では、ここまで掘り下げましたが出てきませんでした。
午後から再開して、1m50〜60cmくらいの深さまで掘りましたが、結局何も出てきませんでした。井戸の近くなので水が溜まってきます。諸事情で掘れるポイントが限られていたらしく作業はここで終了。掘った穴を皆で埋め戻しました。「申し訳ない」と何度も言うおばあさんに皆は「出てこなかったのは良かったんだよ〜」と優しく答えていました。