沖縄本島南部の具志頭村字新城にある自然洞穴で、全長約500メートル、東西にそれぞれ大きな洞口を開き、東側を「ガラビガマ」、西側を「ヌヌマチガマ」と呼んでいる。
地上の壕入口から斜面を降りると広い場所にでた。拝所らしき所がなかったので広場の中央で線香を焚いてお祈りさせていただきました。
閉鎖されるまでの1ヶ月余、地元女性の動員(炊き出しなど)や女子学徒らの不眠不休の勤務で、中部・首里戦線から送られてくる負傷兵の治療が行われた。しかし、人員と薬品の不足で治療と呼ぶにはほど遠かった。負傷兵は最も多い時で1000名を越えたと言われる。
6月、戦線切迫のため第一野戦病院も南部撤退を決め、6月3日、新城分院は閉鎖された。
4日、第一野戦病院は、国吉(現糸満市字国吉)方面の壕に撤退した。その時、女子学徒は解散の命令を言い渡され、その後各自で南部戦場を彷徨することになる。
ガマの内部は東西に全長約500メートルあります。昨年(2012年)ヒマラヤ登山の野口さんらがこのガマで多くのご遺骨を発掘されております。私もできれば内部に入ってみたかったのですが、ここのガマは大変ぬかるんでおり、奥の方は泥水が溜まった状態なので一人で入るのには少し不安を感じ、あきらめました。もし機会があれば、またこのガマに入りたいと思います。