ヌヌマチガマの反対側の洞口「ガラビ壕」
ジャングルを少し歩くのですが、足下が荒れていますので気を付けながら歩き進むと洞口が見えてきました。
なにか近寄りがたい威圧感を受けました。
ポンプがありますが動いてはいませんでした。
ガラビ壕はもともと風葬の地で石積みになっている所がお墓でしょうか。現在も多数の遺骨がそのまま安置されているそうです。そのガラビ壕が沖縄戦では野戦病院として使われていたのです。
湧き水が溜まっていて先に進むのは難しいので、この香炉に線香とお祈りを捧げました。この静かで神聖な地が戦争に穢され、現代は平和学習といって多くの人が歩き回り墓の中をのぞかれる。
複雑ではありますが「ここに訪れて、ここであった知る事」が御霊への慰霊なのかもしれません。