糸満市米須霊域の魂魄之塔を見守るかのような丘にある平和創造の森公園。1993年に天皇皇后両陛下を迎えて行われた第44回全国植樹祭の会場を新たに整備し、1998年に開園した公園です。
とても広くて手入れも良くされているのですが、人が全く居ないのです。その公園内に「マヤーガマ」があります。説明には「このガマは、地元ではマヤーガマと呼ばれ、第二次世界大戦中の昭和19年11月頃から20年3月の間、山城集落の住民の約1/3が避難し尊い命をまもった場所でもあります。今でも、地元住民は畏敬の念をもって「ガマ」を守っています」となっています。
案内標識から一歩入れば鬱蒼としたジャングルです。
ガマはすぐ現れました。三層のガマで当時、山城の住民が約100人避難していたので奥行きはかなりあると思います。
私はガマの入り口で香花水(線香を焚き、野花を献花し水を少し撒き)と祈りを捧げました。
ただただ、安らかに。