轟の壕は伊敷集落の南西約500mに位置する自然洞穴である。直径約30cmの円筒形の窪地(ドリーネ)があり、その地下に全長約100mの自然洞穴が東西に延びている。
洞穴内で起こった悲惨な状況について体験者の証言が記録されていることや地理的条件がよいことなどから平和学習で一般、修学旅行などに利用されている。
民間の平和ガイドさんと一緒に入れば説明を受けられますし危険な場所も回避できると思います。個人でも見学できますが足下が悪いので十分に注意してください。
階段を一段下に降りると自然ガマの窪地と慰霊碑があります。壁は黒く焦げています。この場所がどのような所は分かりませんが、いくつも拝所があるので多くの方が犠牲になったのだと思います。
なにか、圧力というか重い空気を感じます。ここで線香とお水を少し供え最初の慰霊をしました。「どうか、安らかに。」
階段をさらに降りると、行き止まり。人がひとり通れるくらいの小さな穴が空いているだけでした。中は真っ暗でなにも見えません。この穴は凄く恐く感じました。
階段を少し上に戻りますと別の広場に行く道がありました。
ここにも、いくつもの窪地があり圧力を感じます。
地面にも黒い跡が残っています。。
見上げれば、木々の隙間から空が見えます。
その奥は行き止まり。今回(2013年2月7日)はこれで轟壕の慰霊を終了しました。
しかし、最初のあの穴が心残りでしたので帰ってからホームセンターで300ルーメンのヘッドランプと懐中電灯を購入しました。
2013年2月28日、再度、轟の壕に入りました。そしてあの穴から入ります。
ダブルのライトで洞穴の中がよく見えます。中から水の音が聞えます。入り口の穴は狭く、垂直に降りるような感じです。
頭上の鍾乳石から雫が落ちてきます。
階段を降りると地下水が流れていました。空気孔は無いのかもしれません、何かムッとしたような空気と匂いがします。中は真っ暗闇でしたがライトとカメラのフラッシュで写真を撮ることができました。
県関係者や日本軍がいた所に慰霊所がありましたので線香を立てて、膝をつき手を合わせました。どうか、安らかに。
地上に上がると明るくて、目が眩みました。そして新鮮な空気がおいしいかったです。
沖縄県平和祈念資料館編「戦争遺跡」から写真を引用させていただきました。
沖縄県高教祖教育資料センター「ガマ」から写真を引用させていただきました。